製品情報

製品のお取り扱いについて

取扱のご注意

  • ここに記載する情報およびデータの数値は、規格値及び保証値ではありません。ご使用に際しては貴社のご使用条件にて事前に十分な試験を行っていただき、貴社のご満足できる性能、効果の有無を必ずご確認ください。
  • 富士高分子工業株式会社の製品は、一般工業用途に製造されたものです。医療用途には、使用しないでください。又、体内インプラントまたは体内に製品の一部が残留するする恐れのある用途には、絶対に使用しないでください。
  • 安全面での配慮を必要とする用途へのご使用に際しては、貴社にてその安全性を事前にご試験、ご確認の上ご使用ください。
  • 本製品カタログの記載内容は性能向上の為断りなく変更することがあります。また、記載内容を転載する時には事前に当社営業部の承認を受けてください。
  • ここで紹介する使用方法、用途はいかなる特許に対しても抵触しないことを保証するものではありません。

注記

  • 本製品はシリコーンを原料としており、製品中のシリコーンオイルがにじみ出ることがあります。
  • 本製品はシリコーン製品の為、使用状態によっては低分子シロキサンが揮発することがあります。

シリコーンオイルについて

シリコーンオイル(ポリジメチルシロキサン)は、弊社シリコーンゴム製品から使用条件によっては滲み出すことのあるものです。
シリコーンオイルは、電子部品の封止に用いられるポッティング材に含まれる物であり、化学的に極めて不活性で、電子部品の金属やプラスチックを腐食することはありません。また、電気絶縁性にも優れ、周波数、温度による影響を受けません。
但し、表面張力が低く、物質表面での広がりが大きい為、液体の浸入による影響を受ける部分へのご使用にはご注意願います。

低分子シロキサンによる接点障害について

低分子シロキサンとは

シリコーンポリマーに含まれる環状ジメチルポリシロキサンのことで、一般的に3量体(D3)~10量体(D10)の環状体を言います。これは蒸気圧をもつ為、特定の条件下で電気接点障害を起こすことが知られています。

接点障害の条件

揮発した低分子シロキサンが接点表面に吸着した状態で接点の開閉を行うと、アークやジュール熱によって接点表面に SiO2 が生成し、これが絶縁皮膜となって接点障害にいたることがあります。
接点障害の条件は、ご使用される機器の容積や環境、開閉する接点のエネルギー及び、シリコーン製品中の低分子シロキサンの量によって、左右されます。

低分子シロキサン低減品

弊社では、低分子シロキサン低減品も用意いたしております。

光学部品、製品への応用について

シリコーン製ゴムパーツやゲルパーツからは、シリコーンオイルや低分子シロキサンが近傍の材料に表面張力や揮発で移行し、その表面にシリコーンの皮膜を形成することなどがあります。
光学部品、製品などへの影響が懸念される場合には、お客様の仕様によって事前にご確認ください。