ラバータイプ サーコン YR-a
特長
- 2.2W/m・Kの熱伝導性と優れた電気絶縁性を兼ね備えています。
- 材質がシリコーンゴムのため長時間使用しても安定した特性を示します。
- 難燃性はV-0のUL規格に適合しています。
- チューブ、テープなど様々な用途に合わせた製品加工が可能です。
代表特性
測定項目 | 測定方法 | 20Y-a | 30Y-a | 45Y-a | 85Y-a | ||
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熱特性 | 熱伝導率 (W/m・K) | 熱線法 | 2.2 | ||||
物理特性 | 色 | 目視 | ダークグレー | ||||
厚さ (mm) | - | 0.2 | 0.3 | 0.45 | 0.85 | ||
硬さ | IRHD | 85 | 86 | 89 | 87 | ||
比重 | JIS K 6220 | 2.6 | 2.6 | 2.6 | 2.6 | ||
引張り強さ (MPa) | JIS K 6251 | 4.2 | 4.5 | 4.6 | 4.0 | ||
伸び (%) | JIS K 6251 | 50 | 73 | 80 | 80 | ||
電気特性 | 体積抵抗率 (Ω・m) | JIS K 6249 | 1x1012 | 1x1013 | 1x1013 | 1x1013 | |
絶縁破壊電圧 (kV(AC)) | JIS K 6249 | 6 | 10 | 11 | 14 | ||
絶縁破壊電圧 (kV(AC)) (段階昇圧法・耐電圧) |
JIS C2110-1 | 3 | 7 | 8 | 10 | ||
誘電率 | JIS K 6911 | 50Hz | - | 6.2 | 6.3 | 6.0 | |
1kHz | - | 5.8 | 5.9 | 5.7 | |||
1MHz | - | 5.6 | 5.7 | 5.4 | |||
誘電正接 | JIS K 6911 | 50Hz | - | 0.030 | 0.030 | 0.028 | |
1kHz | - | 0.025 | 0.025 | 0.023 | |||
1MHz | 0.003 | 0.010 | 0.010 | 0.010 | |||
難燃性 | UL | UL-94 | V-0 |
熱抵抗特性
単位:℃・cm2/W
圧力 | 20Y-a (0.2mmT) |
30Y-a (0.3mmT) |
45Y-a (0.45mmT) |
85Y-a (0.85mmT) |
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1.5MPa | 1.35 | 2.01 | 2.50 | 4.28 |
2.5MPa | 1.34 | 2.04 | 2.44 | 4.24 |
3.6MPa | 1.26 | 1.93 | 2.41 | 4.07 |
測定方法詳細
ASTM D5470をベースとしたFUJIPOLYオリジナル熱抵抗測定方法
ASTM D5470をベースとしたFUJIPOLYオリジナル熱抵抗測定方法
当社管理番号:FTM P-3070
測定方法 |
FUJIPOLYオリジナル測定方法FTM P-3070はASTM D5470の熱抵抗値と相関を得ております。熱電対を設置したアルミブロックで試料を挟み込み、所定のトルクでネジ止めし、ヒーターに定電力をかけ一定発熱をさせて、上下の熱電対の温度差から熱抵抗値を測定します。 |
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測定原理 |
熱抵抗は、理論的に以下の式のように表わされます。 |
熱線法による熱伝導率測定方法 当社管理番号:FTM P-1620
測定方法 |
センサを予め熱伝導率がわかっている試料と熱伝導率を測定する試料とで熱線と熱電対とを挟み込み、 |
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測定原理 |
熱伝導率は、理論的に以下の式のように表わされます。 |
測定機種 |
QTM-D3 |
演算器 |
PC9801BX2 |
プローブ |
QTM-PD1 |
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製品番号構成
メリット
- サーコンは、耐熱性や電気絶縁性といったシリコーンゴム特有の諸特性に優れた熱伝導性と難燃性をプラスした全く新しいタイプのシリコーンゴム製品です。主な用途は、トランジスタやICなどの半導体をはじめ各種のヒーター、温度センサなどの電子部品、電気絶縁、放熱・伝熱スペーサーとして使用されています。
- サーコンラバータイプはシリコーンゴム特有の諸特性を活かして、様々な形状に成形加工が可能です。シート形状や任意形状に打ち抜いた製品はもちろん、押出成形を利用したチューブ形状、プレス成型でケース形状など、ご希望に沿った形に作り上げる事が可能です。またシート、テープ形状のみとなりますが、ガラスクロスで補強したタイプもラインナップしています。