パテ導電シートタイプ Sheet CF210A

特長
- 高熱伝導性、難燃性を有するカーボンパテシート。
- カーボンファイバーを厚み方向に配向させることで高熱伝導率を実現。
- 圧縮時の応力が非常に少なく、作業性も良好。

代表特性
測定項目 | 測定方法 | CF210A | |
---|---|---|---|
熱特性 | 熱伝導率※1 (W/m・K) | ASTM D5470 | 21.0 |
推奨使用温度 (℃) | - | -40 ~ +150 | |
低分子シロキサン (wt%) | ガスクロマトグラフ法 | D3~D10 0.0200 以下 | |
物理特性 | 色 | 目視 | ブラック |
比重 | JIS K6220 | 2.2 | |
硬さ ※2(Shore OO) | ASTM D2240 | 58 (0秒) | |
30 (10秒) | |||
電気特性 | 体積抵抗率 (Ω・cm) | JIS K7194 | <100 |
絶縁破壊電圧 (V/mm) | ASTM D149 | <100 | |
難燃性 | UL | UL-94 | V-0 |
*1: 10%圧縮 *2:0秒後、10秒後の測定値
熱抵抗特性
単位:℃・cm2/W
圧縮率 | CF210A (1.5mmT) |
CF210A (2.0mmT) |
CF210A (2.5mmT) |
---|---|---|---|
10% | 0.80 | 0.97 | 1.20 |
20% | 0.79 | 0.95 | 1.13 |
30% | 0.78 | 0.97 | 1.13 |
40% | 0.83 | 1.00 | 1.17 |
50% | 0.86 | 1.06 | 1.23 |
測定方法詳細
TIMテスターによる熱抵抗測定方法(ASTM D5470準拠) 当社管理番号:FTM P-3050
測定方法 |
φ33mmの試料を冷却プレートとヒーターで挟み込み、所定の荷重をかけ、上下の温度差と通過する熱量から熱抵抗値を測定します。 |
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測定原理 |
熱抵抗は、理論的に以下の式のように表わされます。 ![]() ![]() |
測定機種 |
TIM テスター 1300/1400 |
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メリット
- CF210Aは従来の絶縁材料を使った熱伝導シートでは実現出来なかった高熱伝導率をカーボンファイバーを厚み方向に配向させる事で実現しております。
圧縮した際の応力が非常に少ない一方で作業性にも配慮した製品となっております。難燃性はUL94 V-0と優れております。オイルブリードも比較的少ない製品です。