電磁波抑制シートタイプ サーコン EGR-11F

特長

  • 熱伝導性、難燃性、電気絶縁性に加え電磁波抑制特性を有するシリコーンゲルシートです。
  • ノイズ対策と熱対策が同時に行えます
  • 表面が柔らかく粘着性があるため、発熱体とヒートシンク等の熱拡散・放熱体とのギャップを均一に埋めることが出来ます。
  • 凹凸面や曲面への密着追従性にも優れるため、信頼性の高い伝熱性能を発揮します。

代表特性

測定項目 測定方法 EGR-11F
熱特性 熱伝導率 (W/m・K) ホットディスク法 0.8
物理特性 目視 ダークグレー
厚さ (mm) - 0.5-1.5
比重 JIS K 6220 3.1
硬さ Shore OO 56
ASKER C 28
電気特性 体積抵抗率 (Ω・m) JIS K 6249 1x1010
絶縁破壊電圧 (V/mm) JIS K 6249 500
誘電率 JIS K 6911 50Hz 28.33
1kHz 27.05
300kHz 26.09
誘電正接 JIS K 6911 50Hz 0.031
1kHz 0.020
300kHz 0.005
難燃性 UL UL-94 V-0

熱抵抗特性

単位:℃・cm2/W

圧力 EGR-11F-00
(1.5mmT)
100kPa 12.1
300kPa 10.4
500kPa 9.7
測定方法詳細

TIMテスターによる熱抵抗測定方法(ASTM D5470準拠) 当社管理番号:FTM P-3050

測定方法

φ33mmの試料を冷却プレートとヒーターで挟み込み、所定の荷重をかけ、上下の温度差と通過する熱量から熱抵抗値を測定します。

測定原理

熱抵抗は、理論的に以下の式のように表わされます。

測定機種

TIM テスター 1300/1400

ホットディスク法による熱伝導率測定方法 (ISO22007-2準拠) 当社管理番号:FTM P-1612

測定方法

センサを2個の試料で挟み込み、センサに定電力をかけ、一定発熱させてセンサの温度上昇から熱特性を解析します。

測定原理

熱伝導率λとセンサ温度上昇ΔTは以下の理論式で表わされます。

測定機種

TPS-2500S

センサ

RTK(ポリイミド)

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磁気特性

磁気特性グラフ

電磁波シールド効果

電磁波シールド効果結果・測定方法の図

製品番号構成

製品番号構成の図

メリット

  • サーコンは、耐熱性や電気絶縁性といったシリコーンゴム特有の諸特性に優れた熱伝導性と難燃性をプラスした全く新しいタイプのシリコーンゴム製品です。主な用途は、トランジスタやICなどの半導体をはじめ各種のヒーター、温度センサなどの電子部品、電気絶縁、放熱・伝熱スペーサーとして使用されています。
  • サーコン電磁波抑制タイプは、電磁波ノイズと熱を発する発熱対応とヒートシンク等の間に挟むことでノイズ対策と熱対策が同時に行う事ができます。表面が柔らかく粘着性がある為、ギャップを均一に埋める事ができます。