パテシートタイプ サーコン PG130A

特長

  • 熱伝導性、難燃性、電気絶縁性を有するシリコーンパテシートです。
  • 貼り付け作業性に優れており、低圧縮力で発熱体とヒートシンク等の伝熱ギャップを薄膜で均一に埋められるため、信頼性の高い伝熱特性を得ることが可能です。
  • 特にグリースやフェイズチェンジ型の熱伝導材料と比べると、取扱いがとても簡単で、リペア性にも優れています。

代表特性

測定項目 測定方法 PG130A
熱特性 熱伝導率 (W/m・K) ホットディスク法 13.0
物理特性 目視 ピンク
厚さ (mm) - 0.3-2.0
比重 JIS K 6220 3.0
電気特性 体積抵抗率 (Ω・m) JIS K 6249 2 x109
絶縁破壊電圧 (kV(AC)) JIS K 6249 13
絶縁破壊電圧 (kV(AC))
(段階昇圧法・耐電圧)
JIS C2110-1 8
誘電率 JIS K 6911 50Hz 13.60
1kHz 10.60
1MHz 9.30
誘電正接 JIS K 6911 50Hz 0.500
1kHz 0.095
1MHz 0.029
難燃性 UL UL-94 V-0

熱抵抗特性

単位:℃・cm2/W

圧力 PG130A-00
(0.3mmT)
PG130A-00
(0.5mmT)
PG130A-00
(1.0mmT)
PG130A-00
(1.5mmT)
PG130A-00
(2.0mmT)
100kPa 0.2 0.29 0.65 0.83 1.07
300kPa 0.17 0.23 0.34 0.39 0.41
500kPa 0.14 0.19 0.21 0.21 0.22
測定方法詳細

TIMテスターによる熱抵抗測定方法(ASTM D5470準拠) 当社管理番号:FTM P-3050

測定方法

φ33mmの試料を冷却プレートとヒーターで挟み込み、所定の荷重をかけ、上下の温度差と通過する熱量から熱抵抗値を測定します。

測定原理

熱抵抗は、理論的に以下の式のように表わされます。

測定機種

TIM テスター 1300/1400

ホットディスク法による熱伝導率測定方法 (ISO22007-2準拠) 当社管理番号:FTM P-1612

測定方法

センサを2個の試料で挟み込み、センサに定電力をかけ、一定発熱させてセンサの温度上昇から熱特性を解析します。

測定原理

熱伝導率λとセンサ温度上昇ΔTは以下の理論式で表わされます。

測定機種

TPS-2500S

センサ

RTK(ポリイミド)

閉じる

製品構成

  • 00:プレーン(両面タック)

    汎用タイプ。

製品番号構成

メリット

  • サーコンは、耐熱性や電気絶縁性といったシリコーンゴム特有の諸特性に優れた熱伝導性と難燃性をプラスした全く新しいタイプのシリコーンゴム製品です。主な用途は、トランジスタやICなどの半導体をはじめ各種のヒーター、温度センサなどの電子部品、電気絶縁、放熱・伝熱スペーサーとして使用されています。
  • サ ーコンパテシートタイプは粘土状で電子部品などの凹凸に追従し密着する放熱パテシートです。粘土状の為、発熱体とヒートシンク等の熱拡散・放熱体とのギャップを薄膜で均一に埋める事ができます。グリースやフェイズチェンジ型の熱伝導材料に比べ取り扱いが簡単です。